批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書)
評価 : (5.0点)

 「小説技法編」と「批評理論編」にわかれていて、創作やる人にもいいです。
 たとえば「焦点化」ひとつとっても、「一人称小説」と「三人称小説」という大雑把な括りで語りを限定しないで済むわけです。後者は自称か名前かで作品は統一しないといけない、というだけで、手法的な制限が必要であるという説明はあんまり聞きません。だいたいが「なんで統一しないとダメなの?」「読みづらいから」「お前のために書いてんじゃねえ」ということで終わるわけです。
 テキストは『フランケンシュタイン』を使ってますけども、小説のほうは読まなくてもわかります。かなり説明が入ってるから。

 終わりが近くなってかなり駆け足になりましたが、あとは内容に触れるのが難しいのもあるのでタイトルと評価だけ並べることになると思います。まあもう残りはそんなにないし、そもそも無理してこんな全部に文章つけることもないんですが。
 次に「持ってるけどまだ読んでない本」を並べてとりあえず一区切り。明日には終わらせたいところです。
 後はまた読み終わった本をゆっくり追加していくと思います。レビューはまあつけたりつけなかったり。


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