逃走論―スキゾ・キッズの冒険 (ちくま文庫)
評価 : (3.0点)

 色々な文章の寄せ集めなんで、読めるのと読めないのの差がものすごい。まあ適当に飛ばして読むとそれなりにおもしろいところもあります。
 ドゥルーズ/ガタリの「器官なき身体」の説明なんかはよかったんじゃないか。少なくともwikiよりはわかったような気になった(「わかったような気になる」ということの正否は置いておくとして)。
 要するに「ちびくろさんぼ」に出てくるバターになってしまうトラだということらしい。ぐるぐるまわっているとき、トラでありバターであり、トラでもなくバターでもない状態が「器官なき身体」だと言っていたと思う。


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