物語論―プロップからエーコまで (文庫クセジュ)
評価 : (2.0点)

 レビューのすさまじい評判の悪さ!
 でも『記号学』や『文体論』に比べたら読みやすい文章だと思うけどな。これは両方『レトリック感覚』の佐藤信夫が訳しているんだけど、訳が下手なのかなんなのか、すさまじく読みづらい日本語になっています。『レトリック感覚』はおもしろいのに。
 で、今日はじめて気がついたんだけど、帯の裏(裏表紙側)に「文庫クセジュ――それはモンテーニュの思想と百科全書の精神を……」って書いてあって、だからクセジュはこんな構成なのかと得心がいった。まあ用語事典的に使う分にはアリかもしれません。でもこれじゃなくてもいいかもしれません。


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