重力ピエロ (新潮文庫)
評価 : (3.5点)

事実は覆せないし、過去はリセットできない。でものしかかる重苦しさを、たとえ「気休め」だとしても軽くしてくれる関係(ここでは家族)-それを「絆」と呼ぶ。主人公の兄弟は、お互いが抱える「重さ」を知ってるから、お互いを笑わせる「ピエロ」になる。
テーマは好きなんですが、中盤まどろっこしい。


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