本の歴史 (「知の再発見」双書)
評価 : (3.0点)

 創元社のこのシリーズはなかなかよさげ。内容は詰め込みすぎず、要点をおさえてるって感じ。文章も読みづらくない。興味の入り口にいい。あと写真が多い。このシリーズはほかにも、まだ読んでないけど『文字の歴史』というのも一緒に買ってあるし、本屋で『魔女狩り』を立ち読みしたりした。
 このシリーズはどうもフランスの本の翻訳らしいんだけど、荒俣宏いわくフランス人というのは書物をきれいにデザインするのが好きらしい。これもほぼ全ページ写真(ふるい本やその表紙や挿絵など)がついている。ただ個人的なことだけど、だいたいが左端に本文、真ん中に写真、右端にその写真の解説というふうになっていて、文章がページをばらばらにまたぐところがあるのでそこがちょっと読みづらい。おれはこういうレイアウトになれていないから、気にならない人には気にならないどころかむしろこれでいいのだと思うかもしれないけど。


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