わたしのプリン (ポプラ物語館)
評価 : (4.0点)

ちいさかった頃、誰にも内緒の友達がいた。おおきくなったら見えなくなって、喋れなくなって、存在も忘れてしまう。でもそこには確かに、ふたりの時間があった。今でもあの子は姿そのままに、別のちいさな誰かの友達になってるんだろうか。
「もも」がプリンと過ごした時間は、特別ももだけに訪れたものというわけではなくて、案外多くの人が経験していることなのかもしれない。だから、懐かしくあたたかい。


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