黄昏の岸 暁の天 十二国記 (講談社文庫)
評価 : (1.0点)

アニメをひと通り観終わって、戴国の麒麟のその後が気になって「黄昏の岸 暁の天」だけ買って読みました。
幼くてか弱い泰麒がどうなったのかがわかったので、その点だけは満足できました。

実は女流小説家の作品を買って読んだのは、生まれて初めてでした。
これまで読んだ小説では、読み終えると何かしらに対して興味や造詣が深まったものですが、
読み終えて疑問とストレスが残ったという小説というのも生まれて初めてでした。

シリーズを一から読んだわけではないので的外れは点もあるかと思いますが、いくつか感想を残します。

1.物に関する描写が浅いため、それを使って何がどうなったのかのイメージも希薄になってしまいました
2.使令の妖魔の姿形や能力など描写が乏しいわりに、数だけは無意味にポンポン出てきた感じがしました
3.描写も然り、文法、キャラクターの言葉遣いなど、頭の中で校正をしながら読んで疲れました
4.王はひとりもいなかった


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