文章読本 (中公文庫)

(5.0点)
かつての直木賞の審査委員長で文章の至言を尽くしたといわれた、
井上ひさし曰く「丸谷才一の『文章読本』を読め」 とくに、第二章「名文を読め」と第三章「ちょっと気取って書け」の二つの章を繰り返し読むがよろしい。これが現在望み得る最上にして最良の文章上達法である」

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(4.0点)
 今の二冊に比べると厚め。ここらへんになると堂々と自分以前の『文章読本』に言及している。
 第九章の「文体とレトリック」では大岡昇平の小説『野火』を使って基本的な修辞技法について説明しており、レトリックのちょっとした入門書としても優れていると云へるだらう。
 ちょほひとまちなは。

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