日本美術の歴史

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通常歴史の概説書というと複数の執筆者がいるものですが、この本は辻惟雄さん一人によって書かれています。なのでこの本に客観性を求めると疑問符が付きますが、一人で書いている分一貫した歴史観のもと構成されており読む価値は充分あります。また、その様な事もあり教科書的な本ではありますが注も付けられていますので、そこから諸々の論文を読んでいき造詣を深めていくのも良いでしょう。

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引用

(……)わたしは日本美術の国粋主義的な見方には与せず、”いかなる国家や民族の美術も孤立した現象ではありえない”とフェノロサが、かれの本の冒頭でいっていることの意味を重視する。しかし美術はどこへいっても同じ顔つきをしているわけではない。あたかも気流のように、国境などおかまいなく動き流れ、伝播と交流をくりかえしながら、それぞれの地域の特性に応じて、特有の表情をつくりだすのだ。-まえがきp.ⅱ~ⅲ-
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