虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
Yosuke Nishikawa
56 册
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32 件
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0 件
(4.0点)
内省的な語り口にもかかわらず、過剰すぎるほどの知識と情報量が放り出されていく文章が特徴の、近未来SF。
明らかにゲームを意識したアメリカの機密部隊の話だけど、主人公の青年のコンプレックスと罪悪感に焦点が当てられている。
デビュー作ならではの若干の文章の青臭さも相まって、主人公ナイーブさがよく表されているのが面白い。
全体としては、映画の「CURE」に近い感触を感じた。
明らかにゲームを意識したアメリカの機密部隊の話だけど、主人公の青年のコンプレックスと罪悪感に焦点が当てられている。
デビュー作ならではの若干の文章の青臭さも相まって、主人公ナイーブさがよく表されているのが面白い。
全体としては、映画の「CURE」に近い感触を感じた。
bakatakao
2 册
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2 件
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(5.0点)
これはヤバいね!!!!!
一気に読み込んでしまった。
タイトルがおぞましい印象だったけど、読んでみて思ったのは「何てロマンチックなんだ!」って予想外の読了感。
まあ、小説の中で残酷な描写がいっぱいなのでこれをロマンチックと言うのは間違っているのかも知れないけど、この小説の世界感が繊細なのに広くて、その探求というべきか、冒険と言えばポジティブ過ぎるか、現実を直視する著者の鋭さや、膨大な知識のバックグラウンドが織り交ぜあっていて、うまく言葉で表現できないけど終始飽きなかった。
あと、あくまでフィクションとしての近未来の話だけれど、著者が書いている内容が現在に当てはまっているようなこともあってそれには驚かされるばかり。
軍事もの好きな人ならハマりそう。人が死んでいる、殺されていく話がダメな人は絶対NG。
とにかく伊藤計劃氏が亡くなっているということが悔やまれてならないくらい面白かった一冊。
一気に読み込んでしまった。
タイトルがおぞましい印象だったけど、読んでみて思ったのは「何てロマンチックなんだ!」って予想外の読了感。
まあ、小説の中で残酷な描写がいっぱいなのでこれをロマンチックと言うのは間違っているのかも知れないけど、この小説の世界感が繊細なのに広くて、その探求というべきか、冒険と言えばポジティブ過ぎるか、現実を直視する著者の鋭さや、膨大な知識のバックグラウンドが織り交ぜあっていて、うまく言葉で表現できないけど終始飽きなかった。
あと、あくまでフィクションとしての近未来の話だけれど、著者が書いている内容が現在に当てはまっているようなこともあってそれには驚かされるばかり。
軍事もの好きな人ならハマりそう。人が死んでいる、殺されていく話がダメな人は絶対NG。
とにかく伊藤計劃氏が亡くなっているということが悔やまれてならないくらい面白かった一冊。
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