現代思想のパフォーマンス (光文社新書)

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 こちらは名前で分類されていて、ソシュール、バルト、フーコー、レヴィ=ストロース、ラカン、サイードが紹介されており、それぞれ【案内編】と【解説編】、さらにさっきの『批評理論』と同じにテクストを使った【実践編】に分かれている。タイトルから受ける印象ほど易しくないが、わりと細かく書かれているので使える。
 ただ帯にある「部品の勉強はいいから、まず運転してごらん」というのはちょっと言い過ぎ。これだけ読んで運転したらきっと事故ってしまう。
 運転免許取得の方法に「一発免許」があるが、あれと同じようなもの。学科試験ならともかく、技能試験に一発で合格することはまずありえない。よほど優秀でも少なくとも四、五発はやらないとダメ。と試験官のおっさんが言ってました。

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引用

わたしたちは商取引において、特に深い考えもなく「経済的価値」ということばを用い、そのようなものがあたかも物品やサービスのうちに内在しているかのように考えているけれど、「経済的価値」はその「もの」のうちに自在するのではなく、「交易が起動し、継続している」という事実の効果にほかならないのである。(p.247)
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交易を動機づけるのは、交換されたものの等価性でもないし、不等価性でもない。おそらくは交換されたものの計量不可能性なのである。(p.246)
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コミュニケーションのほんとうの目的は、ことばの贈与と返礼を通じて「共同体を立ちあげる」ことにある(p.274)
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