とおくはなれてそばにいて―村上龍恋愛短編選集
評価・詳細レビュー
Hidetoshi Fukasawa
4 册
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4 件
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4 件
(4.5点)
村上龍作品は好きでちょっとずつ読みつづけているんですが、今回も色気のある言葉、物語がいっぱい詰まってました
中にはちょっと僕のキャパを明らかに超えている作品もありましたが・・・
ありきたりなのではないところが好きっす
これからたくさん愛を知って"なるほど~"って頷きたいです
あんまりハマりすぎるのも怖い気もしますが...
"そしてめぐり逢い"、"ムース・ショコラ"、"シャトー・マルゴー"が特に心に留まりました。またもうちょい年を重ねたら違う答えになると思いますけど
今度は長編も読んでみたいなと思います
中にはちょっと僕のキャパを明らかに超えている作品もありましたが・・・
ありきたりなのではないところが好きっす
これからたくさん愛を知って"なるほど~"って頷きたいです
あんまりハマりすぎるのも怖い気もしますが...
"そしてめぐり逢い"、"ムース・ショコラ"、"シャトー・マルゴー"が特に心に留まりました。またもうちょい年を重ねたら違う答えになると思いますけど
今度は長編も読んでみたいなと思います
引用
ね、なにかいるような気がしない?と彼女は言った。
『何かがどんどんあたしの中に入ってきちゃうの、まるでその何かがあたしを引っ張るみたいに、あなたをどんどん好きになっていくのよ、ムードに酔っているだけだって自分に言いきかせるんだけど、だめなの』
私も同じ気持ちだった。
お前少しおかしいんじゃないか、と自分に言いきかせたが、気分は妙に浮わつき、彼女との別れの日を恐れているのだった。
コート・ダジュールには甘い魔ものが潜んでいるのだ、と気付いたが、もう遅かった
『何かがどんどんあたしの中に入ってきちゃうの、まるでその何かがあたしを引っ張るみたいに、あなたをどんどん好きになっていくのよ、ムードに酔っているだけだって自分に言いきかせるんだけど、だめなの』
私も同じ気持ちだった。
お前少しおかしいんじゃないか、と自分に言いきかせたが、気分は妙に浮わつき、彼女との別れの日を恐れているのだった。
コート・ダジュールには甘い魔ものが潜んでいるのだ、と気付いたが、もう遅かった
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