とおくはなれてそばにいて―村上龍恋愛短編選集
ね、なにかいるような気がしない?と彼女は言った。
『何かがどんどんあたしの中に入ってきちゃうの、まるでその何かがあたしを引っ張るみたいに、あなたをどんどん好きになっていくのよ、ムードに酔っているだけだって自分に言いきかせるんだけど、だめなの』
私も同じ気持ちだった。
お前少しおかしいんじゃないか、と自分に言いきかせたが、気分は妙に浮わつき、彼女との別れの日を恐れているのだった。
コート・ダジュールには甘い魔ものが潜んでいるのだ、と気付いたが、もう遅かった
タグを入れることで、書籍管理ページで、タグ毎に書籍を表示することが出来るようになります。
また、スペース区切りで入力することで1つの書籍に複数のタグをつけることもできます。
※注意: このタグはあなたの管理用だけでなく、書籍自体のタグとしても登録されます。あなた以外の人に見られても問題ないタグをつけてください。
また、スペース区切りで入力することで1つの書籍に複数のタグをつけることもできます。
※注意: このタグはあなたの管理用だけでなく、書籍自体のタグとしても登録されます。あなた以外の人に見られても問題ないタグをつけてください。
友人に本をおすすめする
相互フォローしている友人がまだいません。