ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
評価 : (3.0点)

9・11テロのみならず、第二次世界大戦のドレスデン爆撃、そして広島への原爆投下。世間的には大きなニュースだが、そこにあった人間の視点は・・・現在の人間の視点からそれを見るには・・・家族を構成しないといけない。一つの家族のルーツに絡まる大きな歴史上のできごと

本中の作為・・・行間の変更、まっくろの頁、写真など・・・にはちょっとなじめなかった。そもそも9歳の少年のコトバで語られる。この世の不条理は、僕のようなヲトナには正直、よくは届いていない。理解がムズカシイ点が多々あって、それはオスカーが「普通」の少年でない?点をさしひいても、僕にはむずかしく感じた

9・11の出来事は僕らにとってよそ事でしかなくて、3・11はそうでないのだと、どちらも遠く被災地から離れた地点にあってそう思った。失ったモノそれを僕らはニュースで見て、話を聞いて知るが、現地の当事者の知りうることは、ある意味僕ら以上に制限もされている。当事者が知り得ないコト、それを外部の人が先に知りうることの不公平に一番ショックをうけた

ただ、ちょっと文章を読むのが難儀だったのは確かです。独か威力が乏しくて何度も挫折、そしてはしょりそうになった


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