剥製と強迫性障害とロマノフ王朝の話。偏執的な愛があふれてて、それが人と人を繋いで幸せにするお話。どこかシニカル。

忍耐力で読んだ本。社会主義と民主主義を誇張しまくった世界で、人が考えることとは？何が正しいとか常識とはまったく逆転していて、それでも日常が刻まれることが、現実にもありうるんじゃないかって怖くもある作品。大作ですなー。

囲碁とか全然わからないけど、一人の老人の囲碁と共に生きた姿が克明に記されている。客観的すぎるが故に残酷で悲しくて美しいお話。きっと囲碁が理解できれば感動もひとしおなのだろうけど、そうでなくても人としての在り方を見直したくなるほどの素晴らしい作品でした。

SF！だけど少年とお姉さんの関係がなんとも言えずよい。頭の良い少年が前に前に進んで行く姿が微笑ましいし、元気がもらえる。

川端ワールド全開。美しさと毒と変態的な感じをうまく織り交ぜている。
その表現力をそこに使うのかー！という感じ。これでまた未読の川端作品が少なくなったことが悲しくもある。

名著ならでは。
筆舌に尽くしがたいほどのお話。
野島の強さに期待したい。

不思議な力が使える男の子のお話。
男の子が大人びすぎてていまいち作品の中に入り込めなかった・・・

大人びた高校生の女の子の話。
周囲と合わせることによってどこか不在になってしまう感覚。
達観しているかに見えてどこか見落としている不安感がちょっとずつ広がるお話。

なぜか途中から読むのをやめてしまった。
どこかぎこちない感じのする探偵小説。

音大生たちのお話。
日本がまだまだ芸術では食べていけない現実もなまなましくて、そんなぴりぴりした
空気の中で繰り広げられるミステリー。
トリックも面白いけど、やっぱり音楽を表現の糧としている部分がなんとも面白い。
youtubeで音楽を検索しながら読んでしまう。
クラシックってかっこいいなー

どんでん返しのお話。
ピアノを習ったことがある人はもう一度ピアノを弾いてみたいと思うような音楽への愛が感じられる。
何気なく聴いていた曲も想像力から壮大な音楽になるんだなぁと。
ミステリーなのに芸術的な新しい本でした。

数学を物語として読める本。愛着って言葉がぴったり。

映画と全然違いますよ！って意味でおすすめ！ホリーはオードリーヘップバーンではないな。

誰にでももうひとつの世界があるっていう発想をここまで展開させるってすごーい！

とてもきれい！川端康成の描く女性は理想。