OKETA
ライブラリ 42 册 | 詳細レビュー 37 件 | 引用 0
一行紹介

RONIN


※ 50文字以内で自己紹介をしてください。
自己紹介


※ 1000文字以内で自己紹介をしてください。
武器としての決断思考 (星海社新書)
評価 : (4.0点)
Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2011年 10/19号 [雑誌]
評価 : (5.0点)
いつだって大変な時代 (講談社現代新書)
評価 : (4.0点)

いつだって大変な時代なのだ。
事後に大変だと塗り替えられることもあれば、突き詰めていくと実はぜんぜん違うものがみえることもある。
著者は、あれ?と思ったことをなぜ?に置き換えて、思索を続けるているのだろう。
梅雨入り宣言なんて大きなお世話だし、歴史的な転換点など当事者にはわからない。
いつのまにやら個人が尊重されていると錯覚してしまったことで世の中がねじれちゃった。
無縁社会を嘆くのはナンセンスでそれは団塊の世代が望んだことじゃないのか。それをいまさら大変だとは。
社会で起きていることへの人々のカンチガイを指摘する。


職業は武装解除
評価 : (4.0点)

キャリアの本であり、国際理解の
本であり、そして、復興を考えるための本でもある。

著者の瀬谷ルミ子さんは中央大学総合政策学部卒業。
SFCの卒業生にスポットがあたりがちだけど、中大も世界で活躍する女性を何人も育てている。
瀬谷さんはその中の一人。


物語「京都学派」 (中公叢書)
人を育てる期待のかけ方
世界を、こんなふうに見てごらん
おじいちゃんの大切な一日
評価 : (4.0点)

技術立国日本としてのものづくり、工作機械を作るための職人技術を子どもたちに理解させるにはとてもいい本。
大人が読んでも味わえる短編でもある。

実は、工作機械メーカーが、社員やその家族のために作った絵本。
元来はそれで役目を終えるはずだったが、東日本大震災が起き、この本の印税を寄付するために作られた


ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
評価 : (4.0点)

とても読みやすい。1ページに収まる文字量が少ないのでどんどんページを送っていくと知らぬ間に読み終わっている。とくに小宮さんの文章はエピソードがコンパクトにまとまっているから情報がどんどん入ってくる。

内容もエピソードを交えてわかりやすい。


異端の系譜―慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス (中公新書ラクレ)
評価 : (4.0点)

SFC設立の際の委員会での様子から現在に至る経緯が書かれている。
社会起業家などの卒業生を扱った、第4章の「卒業生たち」はまさに現在進行形であり、「未来」につながっている。
(「未来」はこの本のキーワードの一つである)
SFCの持つ学際性から来る幅広さから言えば、卒業生の活躍など、実際にはここで取り上げられているのはもちろんごく一部でしかない。
関係者が読むと、まだまだ取り上げて欲しいエピソードがあったり卒業生はいたりするだろうが、紙面に限りがあるから仕方がないか。

最近には珍しく「読むと元気になる本」。
「日本の未来は大変だ」「次の時代は大変な時代になる」というように「大変だ」「大変だ」って言われる昨今だが、「未来」に光を見つけられたような本でもある。


高大接続の“現実”―“学力の交差点”からのメッセージ
評価 : (5.0点)

著者に会ってみたい。教育困難校の実態が手に取るようにわかるだけでなく、そこでの信頼関係の重要性も。高校までの受動的な学習から大学での能動的な学習への転換をいかにスムーズにするのかがいま問われているのではないか。それは従来の大学が高校生を授業に受け入れて単位を交付するような高大連携では解消できない問題である。また「高大接続」というタームは「高大接続テスト」のように入学者選抜の段階で語られがちであるが、大学が高校の実態をしっかりと把握することで生まれる連携が問題になるのではないだろうか。そしてそこでは、カタリバが大学で展開しようとしていることこそが求められているのではないか。


クラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル
評価 : (5.0点)

いかに身を軽くして効率的に仕事をするかという観点で書かれている。
だから、持ち歩く荷物も軽するための、また、気持ちもリラックスするためのHacksが満載。

小山さんはこの本を短時間で書き上げたと言う。
その秘訣も書かれている。

そして、ハッシュタグの説明の図に何気なく #dragons とある。
そう、小山さんも僕と同じドラゴンズファンなのだ。

実は、それはTwitterを通して小山さんから直接お聞きした。「龍介」の名の由来も。
こんなことも気軽にやりとりされる。それもTwitterである。


緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす
評価 : (5.0点)

この1冊で戦後の初中等の教育改革を俯瞰できる。
これは意外だった。そんなことはまったく期待していなかったがゆえに、大満足である。
僕の昔の大ボスも登場。

田原さんの「デジタル」教科書へのイメージが貧困なのは致し方がないか。
それを超えて、これからの教育への期待や教育政策の難しさを具体的にわかりやすく述べているところは大いに評価できる。

僕の元上司丹羽さんも登場。


さすらい猫 ノアの伝説
評価 : (4.0点)

「元気もりもり 勇気りんりん 根気こつこつ」
シゲマツ・ワールドが児童書に降臨。
お風呂に浸かりながら一気に読んだ。
児童書とは思えないほどの仕上がり。
思うこと、書きたいことはたくさんある。
シゲマツ・ワールド特有の仕掛けもたくさん。
小学5年生の物語だが、特別支援級に通う同学年の息子がこの物語の中にいたら、どう振舞っていただろうなんてことも考えて読んでしまう。そこが魅力。
ハッピーエンド、希望のあるエンディング、まさにシゲマツ・ワールドだ。


ザ・クリスタルボール
評価 : (3.0点)

もう少し面白いかと期待したんだけど、先が読めちゃうというか、そのぐらいのことは考えられるよって展開かな。
日本のビジネス小説のほうがうまいような…。


「社会を変える」お金の使い方――投票としての寄付 投資としての寄付
評価 : (5.0点)

時間がないという人には時間を作り出せないように、寄付できないと言う人はきっとお金があっても社会的貢献などできないだろう。これからの社会を読み解くためにも、これから社会にでる人に是非読んで欲しい本。


用語集と寄付先のNPOの一覧が巻末に。
用語集を読むだけで面白い。


カムイ伝講義
評価 : (5.0点)

法政大学での授業を再現したものゆえに若者へのメッセージと捉えうるところがチラホラ。
「生」、裏返しての「死」、「自由」、「選択」などの全体としてのテーマとともに、「資格とは」「夢とは」などを問うてくる。
いまの学生には少し重いかも知れないが、大学で学ぶこととはなにかを考える一助になるので、高校生にも読んでもらいたい1冊である。


学力がケタ違いにのびる算数脳の育て方 (幻冬舎実用書 芽がでるシリーズ)
評価 : (4.0点)

早い時期に、算数脳(思考力)を形成すれば楽ができるんじゃないかと単純な興味から手にした。
算数脳は「見える力」(図形センス、空間認識力、試行錯誤力、発見力)と「詰める力」(論理性、要約力、精読力、意志力)からなり、それぞれに適した問題を解くことで育てていこうということ、日常的に「好きなことをやる」をやれば「主体性、創造性・意欲」を育てるということで、子どもへの関わり方やNGワードなどを紹介して具体的に説明している。

NGワードはなかなか耳が痛い!


時効捜査 警察庁長官狙撃事件の深層
評価 : (4.0点)

刑事と公安。警察庁と警視庁、そして検察庁。キャリアとノンキャリ…。
それぞれの確執が事件を迷宮に追い込んだ。

決め打ちで、ストーリーを描いて、捜査をすることの限界を知らしめる。

***

栢木には、目の前の中年男が「逃げ切ったぞ!」と快哉を叫んでいるように思えた。
一五年間の捜査のすべてが、この空間に、この瞬間に凝縮されている。それを悟った刹那、栢木國廣は「呪縛」から解き放たれた。

***

ここに、このノンフィクションの思いも凝縮されているように思う。


松岡正剛の書棚―松丸本舗の挑戦
評価 : (4.0点)

圧巻。
松丸本舗の紹介本。
東浩紀、佐藤優との対談も収録されている。
手元に置きたい本。


保守の遺言 (角川oneテーマ21)
評価 : (4.0点)

いま、この民主党代表選の時期だからこそ、面白く読める。
実は中曽根康弘は菅直人をあまりご存知ないのではなかろうか。
彼の言う「保守」の範疇にはないのだろう。
発行時期が5月だったためか、鳩山由紀夫、小沢一郎への言及が多い。
小泉純一郎批判が面白い。すべてにおいて「空っぽ」だと。
小鳩については幾分好意的。
以前は、鳩山一郎を支持。東アジア共同体など共感する部分が多いのだろう。


モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方
評価 : (4.0点)

「ノート術」だけあって、モレスキンの書き心地の良さや持ち運びの快適さよりも、ノートとしての使いやすさが書かれている。
インデックスを付けてハイパーノートにしたり、見開きを4分割して書き込むなど、なるほどと思うアイディアを披露。
この手の本はチープなアイディアばかりでうんざりすることもあるが、高級ノートの本や著者の品位のためか、なかなかいい。


「カタリバ」という授業――社会起業家と学生が生み出す “つながりづくり”の場としくみ
評価 : (5.0点)

「ナナメの関係」は昔から有効だった。
素直に話が聞ける関係だからだ。

僕は、小さな頃、近所に住む多くのおにいちゃん、おねえちゃんに育てられたようなものだ。
そこで学んだ子どもの遊びのルールは学校に行っても有効だった。

そして、いま、子どもたちを見ていると、そんなおにいちゃん、おねえちゃんはいない。

早稲田で大隈塾を立ち上げる記者会見で、田原総一朗さんも高野孟さんも、学生は「大人の背中」をみて育ったという話を懐かしげにしていた。
かつては、大学の門の中にも外にも「大人の背中」はあったが、いまはどうだろうか。
「大人の背中」は、ときとして「ナナメの関係」でもあったのではないか。

いま、この高度情報化社会において、子どもたちの周りには情報が溢れている。
彼らは、より具体的なというよりも、よりリアルといったほうが的を射ているかもしれないが、よりリアルで、より身近な情報を簡単に手にすることに慣れている。

そんな彼らには「ナナメの関係」がない。

昔ならば、新聞や本を読んで自ら得た情報も、いまは電子メールで飛んでくるから受動的になる。

情報の渦の中で、彼らの時間は流れていく。
受動的な生活を送るがゆえに、時間を止めようとしない。立ち止まって考えようとはしない。情報の海の中で、どんどん流されていく。

彼らに、いかに情報を届けるか、そしてその情報で価値観を揺さぶり選択肢を広げてあげられるか、そして、立ち止まって考させることができるか、これは僕が予備校でチューターとして心がけてきたことに他ならない。

これからも、頑張れ!カタリバ。


団地の時代 (新潮選書)
評価 : (5.0点)

これは同世代人として必読だね。

名古屋の交通はいま思えばハイカラだったかも。名駅や栄のバスターミナル、パノラマカーなどなど。幼児の頃神宮前の踏切で汽車をみたり堀田通りを走る花電車や花バスをみたりしたことが懐かしい。高辻には市電の車庫があった。

いまはどの電車に乗っても冷房がきいている。弱冷房車もある。冷房車が登場した頃わざわざ冷房車に合わせて駅に行ったこともある。1時間に数本しかない名鉄瀬戸線でそんなことをしていたのだから時間の流れはゆったりとしていたのだろう。

原武史さんが四谷大塚の日曜テストの当時の様子を書いている。僕は名古屋の公立小学校から公立中学へ進学したので中学受験を経験していない。小学生の頃なんて、ろくに勉強なんてしていない。でも母親に言われて何度か模試を受けた。学習塾なんて遠い世界だったから模試は新鮮だった。この時点で東京の子とは既に違ったんだなぁ。

重松清さんが、曾野綾子さん原作の「太郎物語」がNHKのドラマで放映されたことに触れている。これに出てくる「北川大学」とはまさに我が母校であり、ドラマの放映時期と僕の在学時期が部分的に重なっている。東京から名古屋の大学に来ると、それは「都落ち」であったのは紛れもない事実である。


この本、いい本だけど校正が荒い。もったいないなぁ。
「子ども」と「子供」を使い分けているならいいがそうでもなさそう。混在していては読みにくいし、重松さんが「子供」を使うとは思えないが…。


野茂英雄―日米の野球をどう変えたか (PHP新書)
評価 : (4.0点)

野茂英雄の偉大さを感じさせる本。
野茂が切り開いた道を、イチローも松井も松坂も歩いたに過ぎない。
野茂の勇気を賞賛しつつ、日本のプロ野球の閉鎖性を批判する。
こう書くと、どこにでもありそうな本に思われるが、アメリカでの豊富なインタビューがそこに留めない。
野茂のいくつものエピソードは読んで元気になるものだ。
やはり野茂はクールだ。


原宿百景 (SWITCH LIBRARY)
評価 : (4.0点)

小泉今日子はやっぱりアイドルだ。
正統派ではない「やんちゃなアイドル」。
この系譜は、後にも先にも小泉今日子しか未だいない。
和田誠との対談にあるように、生意気なんだけど正しいことを言う。
だから大人は「おお!」と簡単に虜になっちゃう。
そんなアイドルだ。
数多くの、そんな大人に囲まれて育て上げられたアイドルの「育ち」が原宿という街を舞台に語られている。


プリンセス・トヨトミ
評価 : (4.0点)

痛快なのだが、欲を言えば、もう少し大輔の成長を丁寧に描けたら良かったのに。


ポールスローンの札束を焼く強盗―水平思考推理ゲーム (ウミガメのスープ (3))
評価 : (4.0点)

後ろの方に来るとだいたい慣れてきた。
歴史上の事件も登場する。
なかなか面白い。


マネー・ボール (RHブックス・プラス)
評価 : (4.0点)

アスレチックスのGM、ビリー・ビーンを取り巻く話。
野球というゲームの本質は、僕らが楽しんでいるところとは別のところにある。
僕らが楽しんでいるのは「野球ドラマ」。
こちらは、勝ち負けや強い弱いとは実は関係がないのかもしれない。

衝撃だったのは、エラーはあくまでも主観的なものだとの指摘。そう言われるまでは誰も気づかないことじゃないかと思う。

なかなか痛快な本だった。


消える大学 生き残る大学 (朝日新書)
評価 : (2.0点)

項目はきれいに並んでいるが、内容はいまひとつか。
本当の意図を知っている人が読むと、ところどころ微妙。


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