Fumiko Takaki
ライブラリ 11 册 | 詳細レビュー 11 件 | 引用 0
一行紹介


※ 50文字以内で自己紹介をしてください。
自己紹介

超多読乱読という病に冒されつつ・・・。


※ 1000文字以内で自己紹介をしてください。
風が強く吹いている (新潮文庫)
評価 : (5.0点)

同じ年の三浦さんの作品はどれも本当に面白い!でも中でもこの作品はおすすめです。
とある大学のとある素人集団(といえないひともいるけど)が箱根駅伝を目指すはなし。
ひとりひとりのキャラクターがいとしくって、気がつけば箱根を見たくなっていることうけあい。三浦さんの作品はどれも愛と切なさがつまっております。


マグネット
評価 : (4.0点)

人は法律を犯すと犯罪者という定義を与えられる。
しかしどうして彼らは犯罪を犯したのか。彼らにも人生があったのではないか。
そんなテーマもAMYさんの手にかかれば切なくてたまらないショートストーリーへと変貌を遂げる。
ラストの「最後の資料」は毛色の違った短編で、彼の義弟の死に際して書かれたもの。これほど涙が出る作品はめったにないと思います。


ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)
評価 : (3.0点)

学生時代にあこがれていたほわわ~んとした綺麗な先輩が、おすすめよ、とほほえんでて貸してくれた一冊。そして中身読んでぶっとんだ・・・。どうぶっ飛ぶかは読んでみてのお楽しみ・・・。奇書なのは間違いないかと。
先輩の脳はどうなっていたんだろう・・・。


日出処の天子 (第1巻) (白泉社文庫)
評価 : (4.0点)

聖徳太子はエスパーだった。そして彼がひそかに思慕する相手は蘇我蝦夷・・・。
ファンタジーなのに、こっちが本当に思えてくるものすごいストーリー構築能力。
そして歴史ものとしても相当面白い。
昨今のBLなんてくそくらえですわ。
純粋な耽美、悲恋とはこういうことをいうのです。。。実際うちの兄もかなり感動していました。切ない。


新・片づけ術「断捨離」
評価 : (3.0点)

これがダンシャリ元祖なのかしらん。
ともかく自分に必要なものだけに囲まれて生きるって身軽だわ~


犯罪被害者の心の傷
評価 : (3.0点)

基本的な知識を得るために読みました。
人間のこころというのは、複雑で繊細で。でもきっと救えると思うから、こうやって学者さんやお医者さんが研究してくださるんでしょう。
同じ体験をすることはできなくても、想像はすることができる。


放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)
評価 : (5.0点)

登場人物は皆少女。でもとびきり大人の恋愛小説。
中学生のときにこれを読んで、こんな人間になりたいと思わせてくれた一冊。
そして山田詠美さんを一生追いかけるきっかけにもなった。
エロティックで、でも恋に必死で。
たむろすることなく、自分の足で、ひとりの人生を歩みだしている姿に、おとなになりたいとほんとうに思いました。


幸福論 (第1部) (岩波文庫)
評価 :(未評価)

法律家で哲学者のヒルティによる幸福論。
敬虔なキリスト教徒ですので、かなりキリスト教的な考えに偏っているけれど、すっと背筋が伸びるような、静謐な思想に感銘を受けました。大学時代に初めて読みましたが、今でも定期的に読み返します。


レディ・ジョーカー〈上〉
評価 : (5.0点)

最高傑作。
合田シリーズ第3作目。
(これもハードカバーと文庫ではえらく違います・・・・)

ビール会社社長が誘拐された。
不祥事で大森署に左遷された合田雄一郎は、やがて帰還した社長の護衛兼スパイを命令される。
犯人は毒物を混入すると脅迫する。つまり、犯人が人質に取ったのは「ビール」そのものだった・・・。

政治、経済、警察、検察・・・・ありとあらゆる国家権力の黒い闇に、合田は煩悶する。


マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)
評価 : (4.0点)

高校3年の春、これを読まなければ、絶対に今の私はいなかったと断言できる。職業選択にも深い影響を与えた。

警視庁捜査一課7係。若き合田雄一郎刑事シリーズ第一作。直木賞受賞作品。なお、文庫版とハードカバーではかなり内容が違います。(しかも講談社文庫と新潮文庫ではまた少し変わっている…。)

雪山で、一人の男の死体が見つかった。
その殺人容疑をかけられた初老の男。記憶があやふやなまま、男は殺人犯として送検されてしまう。

そして数年後、合田雄一郎はとある殺人事件の捜査に当たる。まったくかかわりのないはずの事件は、やがて過去の岩田の事件に重なってゆき・・・。
MARKSとは何か。MARKSとは誰なのか。
やがて合田は雪山へ向かう・・・


リヴィエラを撃て〈上〉 (新潮文庫)
評価 : (4.0点)

私の人生を変えた本のひとつ。
こんな悲しい物語があっていいのかと思う。でもそれでもきっと幸福はあるのだと信じたい。この一冊で、私にとってのサントリーホールの意味も変わりました。

警視庁キャリアの警視手島は、ある外国人男女の死亡事件に遭遇する。死亡した男女の家にあったLPは、ピアニスト、ノーマンシンクレアのものだった。
そして舞台は時代をさかのぼったイギリス:ベルファストへ。シンクレアと深いかかわりを持つ、少年、ジャックモーガンは、IRAのテロリストに成長する。
IRA、CIA、FBI、そして日本の公安、ひいては政治の中枢を巻き込んで、物語は展開してゆく。


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