Yoshimasa Omino
ライブラリ 84 册 | 詳細レビュー 13 件 | 引用 80
一行紹介

システムエンジニア


※ 50文字以内で自己紹介をしてください。
自己紹介

「テクノロジストの知識体系」として書籍を整理しています。
主要な「知識」は、
見識としての視座:一般教養、史観、社会科学(主に経済学)
技術のマネジメント:MBAの知識領域、知識労働者の生産性
対象とするドメインは、
ITC、SI


※ 1000文字以内で自己紹介をしてください。

評価の高い本全て(84)

テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編))
市場を創る―バザールからネット取引まで (叢書“制度を考える”)
超マクロ展望 世界経済の真実 (集英社新書)
[新訳]大転換
ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
戦略フレームワークの思考法
ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス
富の未来 上巻
富の未来 下巻
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
クラウド化する世界
日本経済の罠―なぜ日本は長期低迷を抜け出せないのか
寝ながら学べる構造主義 (文春新書)
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
「世界金融危機」のカラクリ (PHPビジネス新書)
経済学に何ができるか - 文明社会の制度的枠組み (中公新書)

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評価・詳細レビューをつけました。
カール・ポラニー(著者) 栖原 学(翻訳) 野口 建彦(翻訳) / 2009-06-19
評価 :

この時期読み返してみました。

本書は、19世紀文明(自己調整的市場を母体にバランス・オブ・パワー・システム、国際金本位制、自由主義国家)の誕生とその興隆、そして20世紀前半におけるその滅亡の物語です。
ボリューム/お値段とも半端では有りませんが、内容は「目からウロコ」、編集は「良」です。

【「目からウロコのご紹介】
○滅亡の原因を「自己調整市場」という考え方がまったくの「ユートピア」であったとしている。
○自己調整市場の制度は、社会の人間的存在と自然的実在を壊滅させること無しには一瞬たりとも存在せず、「経済人」に依拠する人為的な社会は、19世紀のイギリスが生んだ突然変異であるとしている。
○自然で生来的な社会は、「互酬」「再分配」「家政」「交換」の4つの原理で経済をモデル化する必要があるとしている。
○近代の経済学は、擬制商品(労働、土地(自然環境)、貨幣)が本来商品と全く同じように機能すると言う間違った前提に立っているとしている。

最近の「経済学の教科書」にはお目にかかれない「着眼点」です。

大変難しくボリュームのある本なのですが、「序文」「紹介」「訳者のあとがき」だけでも全容が把握できます。さらに各章の先頭ページに良くまとまった「訳者による梗概」が有ります。


評価・詳細レビューをつけました。
カール・ポラニー(著者) 栖原 学(翻訳) 野口 建彦(翻訳) / 2009-06-19
評価 :

本書は、19世紀文明(自己調整的市場を母体にバランス・オブ・パワー・システム、国際金本位制、自由主義国家)の誕生とその興隆、そして20世紀前半におけるその滅亡の物語です。
ボリューム/お値段とも半端では有りませんが、内容は「濃く/深く」、編集は「良い」です。

【内容の濃さと深さのご紹介】
○滅亡の原因を「自己調整市場」という考え方がまったくの「ユートピア」であったとしている。
○自己調整市場の制度は、社会の人間的存在と自然的実在を壊滅させること無しには一瞬たりとも存在せず、「経済人」に依拠する人為的な社会を19世紀のイギリスが生んだ突然変異であるとしている。
○自然で生来的な社会は、「互酬」「再分配」「家政」「交換」の4つの原理で経済をモデル化する必要があるとしている。
○近代の経済学は、擬制商品(労働、土地(自然環境)、貨幣)が本来商品と全く同じように機能すると言う間違った前提に立っているとしている。

等最近の「経済学の教科書」には記載されていない着眼点です。


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カール・ポラニー(著者) 栖原 学(翻訳) 野口 建彦(翻訳) / 2009-06-19
評価 :

本書は、19世紀文明(自己調整的市場を母体にバランス・オブ・パワー・システム、国際金本位制、自由主義国家)の誕生とその興隆、そして20世紀前半におけるその滅亡の物語である。滅亡の原因を「自己調整市場」という考え方がまったくの「ユートピア」であることとした。

○自己調整市場の制度は、社会の人間的存在と自然的実在を壊滅させること無しには一瞬たりとも存在せず、「経済人」に依拠する人為的な社会を19世紀のイギリスが生んだ突然変異であるとしている。
○自然で生来的な社会は、「互酬」「再分配」「家政」「交換」の4つの原理で経済をモデル化する必要があるとしている。
○近代の経済学は、擬制商品(労働、土地(自然環境)、貨幣)が本来商品と全く同じように機能すると言う間違った前提に立っているとしている。


※最近の「経済学の教科書」には記載されていない着眼点です。


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