suzuki
ライブラリ 192 册 | 詳細レビュー 99 件 | 引用 0
一行紹介


※ 50文字以内で自己紹介をしてください。
自己紹介


※ 1000文字以内で自己紹介をしてください。
表示切り替え:   全て 画像のみ 評価・詳細レビューのみ  引用のみ
「学力」の経済学
評価 : (3.0点)

よく言われることだが、相関関係を因果関係と読み間違えてはいけないと感じた。

それにしても、確かに教育について感覚的、感情的議論に失してしまってデータを基にした分析、議論がなされていないなと納得した。著者の主張する通り、経済的観念に立った教育政策の分析が必要かもしれない。
でも、的外れの平等意識が効果のある調査を阻んでいるかもしれないと思うと、確かに難しいな‥


源氏物語を知っていますか (新潮文庫)
評価 : (5.0点)

やっぱり「~知っていますか」シリーズ分かりやすいわ~!

ざくっと省略してしまう部分もあれば、原作にない部分を細くしてくれたり、「ここは紫式部、不親切なんじゃないの?」と批評も入れてくれたり、源氏物語初心者には超分かりやすい!
それでいて各登場人物の描き方が丁寧で、ストーリーがしっかり頭に入る。

シリーズの他の本もさらに読み進めたい。


流
評価 : (5.0点)

日本を舞台にしたんじゃありえないような歴史のダイナミズムを感じながらも、青春小説としての爽やかさも兼ね備えていて、不思議な読後感。
どんどん読み進めちゃいながらも、「あ~終わっちゃう!」というような感じが久しぶりに味わえた。

著者の他の本も読んでみたい。


「原因」と「結果」の法則
評価 : (1.5点)

古い!

ま~古い本だからね、実際。努力で環境や能力も変えられるのだ!と主張。まるで何もかも上手くいかないのはお前の努力が足りないからだ!と言われているような気にならないだろうか…。


ナオミとカナコ
評価 : (4.0点)

いたるところに伏線が張り巡らされていて、無駄な部分がなく長さを感じさせない。自分も三人目の共犯者になったような気にさせられる。


ナニワ金融道カネと非情の法律講座
評価 : (4.0点)

教科書には「裁判で判決がでたら、強制執行できる。」と簡単に書いてあるけど、現実の世界ではそんな簡単に解決などしないということがよく分かった。まさに大人同士の化かし合いで、「貸す側=悪者」とは言い切れない。みんないろいろ考えるんだな~

でも意外と「世間体」が問題解決の糸口になっていたりしてちょっとホッとする部分もある。逆に言うとそういうものを取っ払っちゃったら人間って悪いことができるんだろうな。

いずれにしてもとっても大変そうだから借金しないようにしようと心に決めた。


米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)
評価 : (3.0点)

米原ファンなら特に目新しい感じはしないのだが、初出を見てびっくり!
表題作の「愛の法則」は石川県立金沢二水高等学校での「高校生のための文化講演会」!

高校生相手にこの内容?しかも県立高校?
なかなか挑戦的な内容だよね?

もし高校生で米原さんにこの内容で話を聞けたなら、ホントに羨ましいけど…。


三四郎 (新潮文庫)
評価 : (3.0点)

久しぶりに読んでみた。

私の中の青春小説のスタンダード。改めて読んでみると、やっぱり三四郎はてんで相手にされていない。
漱石の時代も、女が一枚上手だったのね…。


本を味方につける本 ---自分が変わる読書術 (14歳の世渡り術)
評価 : (4.0点)
まんがで身につく 続ける技術 (Business ComicSeries)
評価 : (3.0点)
遅読家のための読書術―――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣
評価 : (4.0点)
池上彰教授の東工大講義 学校では教えない「社会人のための現代史」
評価 : (4.5点)
仕事は楽しいかね?
評価 : (2.0点)
ぼくが医者をやめた理由
評価 : (5.0点)
熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録
評価 : (4.0点)

筆者が繰り返すように、「けしからん!」とか「お前にとやかく言う資格はない!」とご立腹の方も多いでしょう。

私はなぜかギャンブルにのめりこんでしまう人の心理に昔から興味があったので、こんなにも短時間のうちに「地獄の釜」に堕ちてしまった人の手記として手に汗握りながら読みました。

でもギャンブル以外にも、大企業を率いた元社長の物語としても興味のもてるものだと思います。
読んでみると、親近感わいちゃうかも…


おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか? (NHK出版新書 431)
評価 : (4.0点)

池上さんにしてはちょっと過激?な内容。
講義形式なので、純粋な著作とは違うかも。「いいのかな?」と思いつつ、いつものように分かりやすい。


反応しない練習  あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
評価 : (3.5点)
社畜もフリーもイヤな僕たちが目指す第三の働き方
評価 : (3.0点)

社畜にならない=転職という安易な選択を勧めてはいない。フリーになることの危険性を説きながらも、第二第三の「モジュール」をもつことでいきいきとした働き方ができるのでは、と思わせてくれる。

こういう本にありがちな、「オレってできるんだぜ。」的な自慢は少ない。いくつものモジュールをもたなくても一つの仕事に専念できることに価値を置いているし、収入だけが重要なファクターではないこと、人にはそれぞれ望む働き方があることも考慮してある。

確かに、「即、転職!」って言われると尻込みするけど、このままでいいのか…と言われると迷うな~。


雨の日も、晴れ男 (文春文庫)
評価 : (3.0点)

著者の本を何冊か読んでいる人には、特に変わったところはないと思うんじゃないか。

平凡なはずのアレックスの、非凡なまでの前向きさと生きる力。「前向きに生きる」イコール「人を喜ばせること」を忘れちゃうけないと改めて感じた。批判ばっかりしてる人って周りの気持ちも削いでいってしまう気がする。

「なんで私ばっかり!」と思うときに是非読みなおしてみたい。


爆笑問題の日本史原論 (幻冬舎文庫)
評価 : (4.0点)

ドラマティックに語られている大化の改新の秘密や、結構血なまぐさかった桓武天皇、二・二六事件の裏話…そしてなぜか日本のプロレスの歴史にまで触れられた。監修があるとはいえ爆笑問題の手にかかると、教科書ではまじめに語られていた日本史のエピソードがなんだかとほほでめちゃくちゃな人たちばっかりに見えてくるから不思議だ。
こんな風に語ってくれる歴史の先生がいたら、日本史好きになってたかも…。


脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)
評価 : (4.0点)

ビジネスの整理術の本と並行して読んでいたら、「あらどっちの本だったっけ?」と、ときどき勘違いするくらいに似たような内容だった。

「脳トレ」というと特別な訓練を続けなければいけないような印象を受けるけれど、日常生活の中で意識していくだけで脳の使い方を変えられるという内容だった。

一番納得したのは、現代人が耳からの情報をうまく処理できなくなっているということ。自分のことは恥ずかしながら分からないのだけれど、職場の若い子が全然話を聞いていないというか、一度だけでは言ったことが入らないと感じていたので、そういうことなのかと納得した。本書ではラジオで情報を得ることを勧めているが、自分はラジオニュースを聞くことが習慣になっていたので、続けていきたいと思った。
それにしても生活の中で「試験を受けている状態」をもつことが大事だということ。大人になると、ずーっと試験を受けていない状態になっているかもしれない。
ときどき自分の脳に負荷をかけて、前頭葉を鍛えていこう!


教科書では教えてくれない日本文学のススメ (楽しく学べる学研コミックエッセイ)
評価 : (4.0点)
終生ヒトのオスは飼わず (文春文庫)
評価 : (4.0点)

「ヒトのオス」は飼わなかったものの、ありあまる動物愛を犬猫に注いだ米原女史の生活が垣間見える。

読者としては気になる女史の亡き後の動物たちだが、人間の愛を知った動物たちが新たな飼い主のもとで暮らしているようでほっとした。それにしてもゲンはどこに行ったのか。きっと優しい新たな飼い主の元で幸せな生活を送っていると信じたい。


その「油」をかえなさい!
評価 : (3.0点)

「油!」とひとくくりに考えていたけれど、様々な種類や分類があることがわかった。

それにしても悪い油を避けようと思うと、スーパーの中で茫然と立ち尽くしてしまうかも…。


やっぱりトランス脂肪酸の規制を切に願います。


笹まくら (新潮文庫)
評価 : (5.0点)

過去と現在を行き来しつつ、ラストは過去の一点に集約していく。主人公が懲役忌避に成功するとは知りながらもスリリングな展開で読ませる過去の逃亡生活と、明確な悪意が存在しないにも関わらず徐々に追い込まれていく現在の生活が交互に描き出されている。
憲兵の陰に怯えながら逃亡生活を続ける過去の方がなぜか輝いて見える。
作者が平和になったはずの戦後日本の「怪しさ」にスポットを当てているように思えた。

また丸谷才一の本を読んでみたい。


火花
評価 : (3.0点)

確かに上手い、熟練した書き手ではないという印象を受ける。やや説明的すぎる点や、思い入れが強くて却って伝わりづらい面があり、若干空回りしている感じは否めないが、それを補ってあまりある「お笑い」への情熱を書き著したいという熱意に打たれる。

ここで改めて「泣かせる」ことよりも「笑わせる」ことの難しさに感じ入った。テレビで見る多くのお笑い芸人さんがいかに身を削っているのか気付かせてくれた。今後に期待。


悲しみを抱きしめて 御巣鷹・日航機墜落事故の30年 (講談社+α新書)
評価 : (4.5点)

「喪の悲しみ」で大切な人を喪った悲しみが癒えることはない、と書かれていたことを思い出しました。
悲しみを「乗り越えて」ではないんだな…。

やはり子どもを喪った母親の気持ちに深く共感するところがありました。三人の娘さんを亡くされた方の話では、涙が溢れなかなか読み進めることができませんでした。
事故後の過熱報道の中では、4人の生存者の方にスポットがあたることが多かったように覚えていますが、その陰に520人もの方々が亡くなり、その何倍もの遺族の方々の悲しみと苦しみがあの日から始まったことを改めて知りました。

その中でも、事故現場となった上野村の方々の善意が遺族の悲しみに寄り添っているということが、大きなヒントになっているような気がしました。「陰徳を積む」ことが単なる自己満足ではなく、誰かの大きな助けになるのだということを知り、私も何か始めなければ、と思わずにはいられません。

改めて、事故で亡くなられた方々のご冥福、そして残された遺族の方々の悲しみが少しでも和らげられることをお祈りしたいと思います。


考えない台所 (Sanctuary books)
評価 : (2.5点)
「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (文春新書)
評価 : (3.0点)

同じ敗戦国の戦後復興の手本として、日本では語られることの多いドイツだが、ヨーロッパの中ではいろいろな軋轢があるんだな~というのが正直な感想。「ドイツ帝国」の脅威?についてはよく分からなかったが…。確かにフランスやイギリスとは別の精神的支柱があるような気がする。日本人がドイツよりの価値観をもっているから分からないのかもしれない。
でも、「デフォルトせよ!」と言われてもねえ…。ギリシャ危機にみるドイツの困惑にかえって共感した。

…と読んでいる最中にパリの同時多発テロが起こった。今後のヨーロッパ情勢に注目したい。


面白いほどよくわかる! 犯罪心理学
評価 : (3.0点)

犯罪心理学の歴史を紐ときながら、犯罪を犯す人間の心理を素人にも分かりやすく示した良書。

これを読むと、「私ももしかしたら犯罪者になっていたかも…。」なんて気になる。

興味深かったのは、犯罪原因論と犯罪機会論についての項。日本の犯罪対策があまりに犯罪原因論からの視点で語られることが多すぎるという点は、確かに納得。個人の資質や特殊な状況に注目しすぎても、本当の問題解決にはならないだろう。原因論と機会論の両方からの視点で語られることを望みたい。


ウィッシュリストへ追加
非公開
タグ

メモ


ライブラリへ追加
非公開
評価
 
読書ステータス
つぶやく
タグ

メモ


タグを入れることで、書籍管理ページで、タグ毎に書籍を表示することが出来るようになります。
また、スペース区切りで入力することで1つの書籍に複数のタグをつけることもできます。

※注意: このタグはあなたの管理用だけでなく、書籍自体のタグとしても登録されます。あなた以外の人に見られても問題ないタグをつけてください。
ウィッシュリストからライブラリへ移動
評価
 
読書ステータス
つぶやく