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ライブラリ 28 册 | 詳細レビュー 28 件 | 引用 3
一行紹介

内容がよければ日本、西洋、中国、漫画なんでも読みます


※ 50文字以内で自己紹介をしてください。
自己紹介

「価値ある本か?」に重きを置き、暇が潰れるだけの本は読まないようにしています


※ 1000文字以内で自己紹介をしてください。
ギリシア神話を知っていますか (新潮文庫)
評価 : (4.0点)

ギリシア神話の解説本は数あれど、一番しっくりきたのがこの本。「客観的に神などの登場人物の説明をわかりやすく…」ってのが一般的ですが、この本は阿刀田氏の主観を交えつつ要所要所をピックアップしてあり、文章に強弱がある感じで非常に読みやすい神話本です。使い慣れた言葉の出自が意外とギリシア神話だったりするのを再認識でき、かつゲーム好きな人は「あ、あのアイテムの名前はここから来てたんだ!」という発見が結構あるかも?


ニューヨーク美術案内 (光文社新書)
評価 : (4.0点)

日本を代表する画家、千住博がアドバイスしてくれるニューヨーク美術館巡りの指南書。ニューヨークの美術背景を基盤としているが芸術の楽しみ方に関してはニューヨークに限らずどこの美術館でも通用する内容です。印象に残っているのは「人物画を見るときはまずその耳を見ることで様々なことがわかってくる」という部分で、以降私は人物画は耳ばかり見るようになってしまいました(^_^;)。こういった簡単な楽しみ方のティップス集が軽快なトーク調のテンポで繰り広げられ、飽きることなく最後まで読み通せますよ(´▽`)


海底二万海里 (角川文庫クラシックス)
評価 : (4.0点)

海底ロマンである。原子力潜水艦など科学が進歩した今であっても全く色褪せない海底探検物語。世界初の原子力潜水艦の名前もこの物語からきていることで、少年の心をがっちり掴んでおっさんになるまで握りっぱなしなのがよくわかる。私の中でのこの作品の魅力は、ネモ船長が世の中の何に絶望し、見放し、海の人となったのかという部分で、大人になってもたまに思い出しては想像してしまいます。


古都 (新潮文庫)
評価 : (4.0点)

捨子だが金持ちの商屋に拾われ何不自由なく育った美人の娘。祇園祭の夜に自分と瓜二つの娘と出会う。双子とわかっても二人の間にある離れていた時間と環境の違いで一緒にいることはできない。古都京都の四季の移り変わりの中、切なく揺れる少女の心。「京都を舞台にした…」と言いたいところだが、敢えて別の言い方で、「京都の祭りをテーマにした小説」だと思う。(後ろの解説にもそんな事書いてあったしなw)仕事休んで祇園祭行きてー!ってなる。


箱男 (新潮文庫)
評価 : (4.0点)

安部公房で「砂の女」以上にはまった作品。箱の中に入り外の世界を観察する男。不思議で普通ではありえないシチュエーションだがその欲望はどこか理解できる。箱に入ることで外の世界と遮断され簡単に観察者と被観察者になれてしまう。面白そうだが現実でやったら即職務質問されるだろう。そういう欲望のある人はこれ読んで落ち着けてください。


虞美人草 (新潮文庫)
評価 : (2.0点)

夏目漱石の職業作家としての第一作。ごめん、面白くはないと思う。高校の時に睡魔に敗北しまくり、眠りながら読んだ本なのだが、クライマックスでいきなりバケツいっぱいの氷水をかけられてバットで殴られたように目が覚めた衝撃のラストだった。そして不謹慎にもびっくりしすぎて大爆笑してしまったなんとも面白い思い出を持つ小説。不眠症の人にクライマックス以外はお薦め。


ゲーム理論トレーニング
評価 : (3.0点)

ゲーム理論の入門書。「ゲーム理論って聞いたことあるけど何?」っていう人におすすめ。この考え方ができると相手の行動を制限したり、自分の思った方向へ相手を誘導したりできるようになる。言葉の持つ力というのを実感できるようになると思います。キューバ危機の対応がゲーム理論に当てはめられることが有名。


異邦人 (新潮文庫)
評価 : (3.0点)

時代の慣習にそぐわない男の話。その考えと行動を糾弾されても周りに合わせることなく自分を貫き通し、その結果命に関わることになる。だが自分に関わり、興味を持ち、裁く社会に喜びと感謝の気持ちを表す。この妙に冷めた主人公の感覚は誰しも経験したことはあると思います。イライラして熱くなってる時に読めば結構冷静になれるかもよ?短いしサクッと読めてお薦め。カミュのノーベル文学賞受賞はこの作品による所が大きいという。


深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
評価 : (5.0点)

元祖貧乏若者バックパッカー旅行記。香港からヨーロッパまで、その地方のヒト、食、風土などに触れあう、というよりどっぷり現地と一体になりながらゆっくりと旅をしていく。これからアジアに一人旅に行きたいなぁと考えている人には絶対お薦め!


用心棒日月抄 (新潮文庫)
評価 : (4.0点)

赤穂の討入りを前にした江戸の町。お家騒動で脱藩せざるを得なかった名もない剣豪の貧乏な用心棒暮らしを描いた作品。飲んだくれの豪快な相棒との痛快劇だが刺客に命を狙われる脱藩浪人の話もあり、かつ用心棒家業と微妙に絡む赤穂の討入りに向けた動き等、盛り沢山で読み応えあり。3回以上は読んだ飽きない作品。続編もお薦め。


お前が悪い! (角川文庫 (6115))
評価 : (4.0点)

1985年の本だが当時の価値観で想像された「これから訪れる便利な世界」を風刺した短篇集。そして当時想像された未来となった今、なかなか心に痛いブラックジョークと感じる。本を整理していて最近発見したまるでタイムカプセルのように感じた一冊。本屋には売ってないがブックオフなら見かける本。


アタシはバイクで旅に出る。―お湯・酒・鉄馬三拍子紀行〈1〉   エイ文庫
評価 : (4.0点)

もともとモデルなどをされていた美女の著者(バイク好き)のバイク旅行エッセイ。爆笑とかそういうものではないが、これを読むとバイクで一人旅に行きたくなる!年中どこかに出かけていて情報を発信しているのでこの方のブログもお勧め。


罪と罰〈上〉 (新潮文庫)
評価 : (3.0点)

よく四大文学の中に数えられる作品。罪の概念というものを考えさせられる長編小説。時代背景や世界観が現代とは全く違うのでとっつきにくいが、罪のスケールや定義に関して再考させられた価値ある本だった。


三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)
評価 : (5.0点)

男性なら影響を受けた人も多い中国の代表的な物語。史実とは若干違うが大筋の流れは同じなので歴史の勉強にも。吉川英治の三国志を登竜門とし、陳舜臣や北方謙三の作品と比べていくと楽しい。ゲームや解説本、最近では映画までいろんな側面で楽しめる物語。


三銃士〈上〉 (岩波文庫)
評価 : (4.0点)

痛快活劇。長編「ダルタニアン物語」の三銃士に出会う最初の章なので「三銃士」というのは結構知らない人がいるかも?鉄仮面伝説などもこの「三銃士」の後の話。個人的にはミレディことクラリック夫人の凄まじい生への執着とその行動力の部分に影響を受けた。


砂の女 (新潮文庫)
評価 : (5.0点)

戦後の日本を代表する作家で、世界二十数カ国で翻訳された作品。蟻地獄の底のような場所にある民家での女との生活。蟻地獄なのでもちろん逃げられない。不思議な世界が眈々と綴られていく。好きになるとハマりますよ安部公房(^_^)b


不思議の国のアリス (新潮文庫)
評価 : (4.0点)

誰でも知ってる不思議の国のアリス。二次創作としてもその不思議かつファンタジックなイメージは人気がある。ディズニーやゲームの中に登場したりして知っていても原作を読んでない人は多いのでは?挿絵も一緒に楽しみましょうd(^_^o)


ゲーテ格言集 (新潮文庫)
評価 : (5.0点)

ゲーテ作品から集められた珠玉の名言集。愛や科学、芸術などで章が分かれていて読みやすい。力が湧いてきます!ファウストなどの物語を読むのが億劫な人にお薦め。


「普天間」交渉秘録
評価 : (3.0点)

守屋元防衛事務次官による沖縄普天間基地に関する実務記録。一方からの視点とはいえ沖縄の知事や首長達、そして沖縄の基地反対運動の大半が矛盾しているのがよくわかる。交渉を引き伸ばし補助金だけかすめ取ろうとしている現状はニュース見てるだけでわかるけどな。


無人島に生きる十六人 (新潮文庫)
評価 : (5.0点)

十五少年漂流記の日本バージョン。すごいのはこれ実話です!大変そうな苦労話かと思ったらすごく前向きに、楽しく気楽に考えて苦難に立ち向かって行くおっさん達。船長に対する信頼と仲間思いの船員たちが素晴らしい。日本人の良い部分を凝縮したらどんな困難にも立ち向かえると思える冒険記。


延長戦に入りました (幻冬舎文庫)
評価 : (5.0点)

インザプールなどで有名な著者。雑誌に連載してたスポーツエッセイで爆笑物。電車などで読んだら吹き出すので危険(>_<) スポーツ好きでバカ笑いしたいなら絶対オススメ!


813 (新潮文庫―ルパン傑作集)
評価 : (5.0点)

ルパンで最も好きな作品。圧倒的な知識、体力、そして自信。その影響力と確固たる信念で王室をも動かす。フランス文学者、堀口大学訳による新潮文庫傑作選がお薦め。続編の「続・813」と一緒にどうぞ。ルパンⅢ世じゃないよ(^_^;)


新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)
評価 : (5.0点)

言葉の美しさに関して日本文学の最高峰だと思う作品。死と向き合う少年を幻想的な銀河鉄道が優しく包み込み一夜の旅にいざなう。


雪のひとひら (新潮文庫)
評価 : (4.0点)

水を擬人化した物語。雪のひとひらから始まる水の一生。日本語に訳されてもなお美しい表現、少し切ない水の女性の物語。子供向けだが大人にもお薦め。「ポール・ギャリコ」という作者の名前が強そうでカッコいい!


ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫)
評価 : (4.0点)

ゲーテによるファウスト博士の大冒険。ゲーテの格言的言葉が随所に散りばめられていて読む価値あり。ギリシャ神話の勉強にも。少し退屈だが訳された時期も古いし仕方なし。


小説十八史略(一) (講談社文庫―中国歴史シリーズ)
評価 : (5.0点)

三皇五帝以前の神話時代から封神演義の舞台にもなった殷の時代、始皇帝、項羽と劉邦、三國志、チンギスハンぐらいまでを網羅、史実を元にしているので物語よりリアルで勉強になる!最後まで読むには十分な気合いと時間も必要。


モンテ・クリスト伯 7冊美装ケースセット (岩波文庫)
評価 : (5.0点)

信仰のもとに、生きる意欲、気力、鋼の意思を見せつける物語。よく復讐の物語と言われるが、復讐の質が違うので偏見を持ってる人は一読あれ。私の力の源。


レ・ミゼラブル (1) (新潮文庫)
評価 : (5.0点)

誰もが知っている名作。しかし子供時代に読む人が多く少年文庫などだけでしっかり読んでいない人も結構多い作品。クライマックスでは大の大人が泣き崩れるほどの感動の嵐が訪れる。愛の本質を考えさせられる物語。ブロードウェイミュージカルなどでも有名だが、原作を読んでいるとミュージカルを100倍楽しめます。


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